2013年1月 知多半島へ、グルメ新年会旅行! その1
(常滑やきもの散歩道散策へ!)
常滑のシンボルのとこにゃん!
2012年末は、クリスマスイブに末っ娘の真優ちゃんがインフルエンザでダウンしたのをきっかけに、ママ、菜優ちゃん、そしてパパと順番に撃沈。ホント最悪の年末となり忘年会どころの騒ぎではなかった。ならばとファミリーで心機一転!新年会旅行を決行!っということで海の幸満載の知多半島へグルメ旅行出発だ。。知多半島は、都市高速〜知多半島道路〜南知多道路を走ればあっという間、名古屋からは近いし渋滞もないので最高だ。旅行とは別にウキウキなのがパパ。何故かといえば、先日新しく購入したデジカメ「SONY RX100」を初めて持ち出すのでもうご機嫌。噂の1インチセンサーと開放F1.8のカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズの味わいはいかに・・・? |
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自宅を9時頃出たが、少々早く着き過ぎた?っということで常滑の前に、お隣の半田市へお立ち寄り。皆さんご存じ酢の「ミツカン」の創業の地でもあり本社があることで有名な半田だが、今回目指すのは半田出身の童話作家の新美南吉記念館だ。「ごんぎつね」や「手袋を買いに」など教科書でも登場するので誰もが耳にしたことがある有名な新美南吉さんだが、まさか愛知県の半田市出身とは全然知りませんでしたぁ〜。ここ新美南吉記念館は、あの有名な「ごんぎつね」の舞台となった場所に建っている。ごんぎつねが住んでいた中山はそのまま童話の森として残されているし、兵十がとった鰻をごんがいたずらするという川もすぐ近くにあって、ホント童話の世界そのままだ。 |
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期待しながら独特な形状の館内へ。新美南吉さんの生誕100周年まであと198日なのだそうだ。しかし、著名人というのも大変だ。卒業証書ならばともかく、通知表まで展示されている。自分があの世に行った後、勝手に色々展示などされたらたまらないよねぇ〜。でもいいかっ?通知表はほぼオール甲。今でいうオール5って感じ。流石、優秀だったんですねぇ〜。館内には南吉さんの作品から始まって色々な関連品が展示されている。そして、あのごんぎつねの兵十のモデルとなったと言われる江端兵重さん愛用の銃も展示されている。更に館内にはごんが隠れてるので探すのも楽しい。特に菜優真優ちゃんたちは可愛い!と大騒ぎだ。 |
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そしてあの誰もが知っている「ごんぎつね」の草本も展示されている。あの感動悲話はここが原点なんだねぇ〜。絵本の各ページがそのままジオラマとなって展示されているので、まるで絵本を3D感覚で読んでいるようで意外と楽しい。ごんぎつねのラストシーンのごんを撃ってしまったシーン、兵十のお母さんが亡くなったことをお地蔵さんの影から知るシーン、そしてお母さんのために捕まえた鰻をごんがいたずらするシーンなど、ごんぎつねの有名シーンがジオラマで丁寧に再現されている。更に、「手袋を買いに」では、やはり帽子店の前のシーンが感動的ですし、「おじいさんのランプ」の樹と吊るしたランプの実物大も再現されている。 |
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記念館を出て、ごんが住んでいた中山の森の散策コースへ。なんてことない散策コースなので見所がなくちょっと残念だったが、ごんが実際に住んでいたというだけで何か悪い気がしない。あのジオラマにもあった兵十のお母さんの葬列をお地蔵さんの影から眺めるシーンが再現されていて、おもわず菜優ちゃんもごんと一緒に記念撮影。実は、あまり期待していなかったのだが、ファミリーで結構楽しめました。懐かしくなったのか?もう1度新美南吉の童話読みたくなっちゃったから不思議だ。そして、車で5分のところに新美南吉の生家があるのでお立ち寄り。 |
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父が畳屋さん、母が下駄屋さんを営んでいた生家。表から見ると平屋ですが、裏から見るとこれが不思議と2階建て。急な梯子を下りると台所に続く。この生家であの「ごんぎつね」が書かれたのだそうだ。そして、生家の前には南吉少年たちの遊び場だったという常夜灯が残されている。何となく雰囲気が有って良いものだ。ここで丁度ランチタイム。ご当地グルメとしてメディアによく登場している「チャイニーズレスト彩華」の半田名物「からくりラーメン」に決定。 | ||
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からくりラーメン?未だかなりローカルなご当地B級グルメだけに、我が家も初賞味。ワクワクの中、からくりラーメン登場・・・ラーメン???一見すると香りも含めてきつねうどんだけど・・・?ひと口してみたが、やはりきつねうどん。キツネのイラストが焼付けられた油揚げを頂くと、からくりと命名された訳がわかる。っというのも、中から鶏肉、シイタケ、タマネギを材料に、豆みそで仕上げた肉みそが現れて、一転みそラーメンに早変わり!おぉ〜これはなるほど、からくりだ。味噌も思いっきり八丁味噌。更に、地元の酢を加えて3段階のお味を楽しめる。確かに地元の味だ。美味い〜っと絶賛するレベルではないが、からくりのアイデアは面白い。あげは、半田の童話作家、新美南吉の童話「ごんぎつね」にちなんで、みそや酢は地元特産。山祭りで演じられ「からくり人形」から命名されたとのこと。乞うご期待だ。パパと良太兄ちゃんは、地元味噌味の「ごんきつねの中華まん」も注文。う〜ん、満足! | ||
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満腹になったところで、本日のメインとなる半田のお隣の常滑市へ。「瀬戸、越前、信楽、丹波、備前」と並び日本六古窯の1つとして有名な「常滑」は、陶器ファンに人気の観光スポットだ。約1.6kmの「常滑やきもの散歩道」という散策コースが設定されているので、早速陶磁器会館の駐車場へ・・・ところが、満車状態。結局第2駐車場にギリギリ駐車成功。ひと安心。どうやら想像以上に賑わっているようだ。結局、やきもの散歩道を途中からそれも逆回りでスタート!いきなりママがお気に入りの夫婦茶碗を見つけてゲット!レンガ造りの煙突や窯、黒塀の工場、陶器の廃材利用の坂道など、独特の雰囲気で迷路のような路地を散策パンフレットを片手に歩くのは意外に気持ちが良い。 | ||
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点々とギャラリー&ショップが出てくるので、ほぼ全てに顔を出してご満悦顔のママ。そして、常滑のシンボルの1つとも言える「登窯」に到着。1887年(明治20年)頃に築かれた窯で、1974年(昭和49年)まで使用されていた日本で現存する登窯としては最大級のものだそうだ。なるほど10本の煙突は当時の名残をとどめる。全国でも数少ない登窯をぐるっと見て回れるのは珍しい。伊万里鍋島焼きの大川内鍋島藩窯跡などで見たものより、より近代化された登窯で見応えがある。 | ||
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やきもの散歩道には、いい感じの招き猫や置物、もちろん陶器が飾られていたり販売されている。どれもホント雰囲気が良い。そして、登窯の下には登窯広場があって、「時空」という青いモニュメントがそびえる。その隣の展示工房館には、独特な「両面焚倒焔式角窯」が見学できる。煙突横にある「口号大甕」は太平洋戦争末期の職人たちの技術の結晶と言われる程の、高い製造技術で産まれた大甕なのだそうだ。 | ||
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そして、ここ常滑の顔と言われる3つのポイントへ。まず1つ目が「土管坂」。明治に薪で焼いた土管と、昭和に石炭で焼いた焼酎瓶が左右の壁に使われている小さな坂道だが、何より有名になったのが映画「20世紀少年」でケンジがバイクで走っていったシーンで使われたことだろう。実は、ここ常滑やきもの散歩道は20世紀少年のロケ地で、いたるところが撮影場所として使用されたらしいので、「あぁっ、ここ見覚えある!」というシーンが色々あるはずだ。ちなみに、土管坂の下に続く「でんでん坂」もケンジがバイクで走るシーンで登場する。少し話はかわって、招き猫の生産量全国一が常滑ということもご存じだろうか?そのことから常滑のランドマークとなっているのが「とこにゃん」だ。デカ〜いとこにゃんに菜優真優ちゃん大興奮。そのとこにゃんを見つめる2匹の陶磁の猫の姿も可愛い〜。 |
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再びやきもの散歩道に戻って、ショップを練り歩く。レンガの煙突や窯がいっぱい残されてはいるものの・・・少々老朽化してきていて、崩れないの?っとちょっと心配。確かに噂されている東海もしくは南海地震がきたら崩壊間違いなしって感じだ。大丈夫?ショップによっては窯の中に商品展示されていたり、反面単純なショップめぐりでも色々見せてくれるので面白い。又、ホント細い迷路のような小径がコースになっているのだが、道にブロックで進路がちゃんとわかるようにしてくれているので、えらく親切。実はこれがないとかなり迷子がでるのでは?というコースだ。観光客に優しい街と言える。 |